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2009年 %M月

エコなバスの運行を開始しました。

弊店で運行しております送迎バスの1台を天ぷら油の廃油をリサイクルした燃料100%で走る「バイオディーゼル燃料=製品名C=FUEL(シー・ヒューエル)」を使用することにいたしました。燃料供給設備の整備や状況を見て2台ともこの燃料に切り替えていく予定です。バスの運行の京急バス様と。燃料供給のレボインターナショナル様のご協力により実現いたしました。

この燃料は、京都市のゴミ収集車や阪急バスが大阪で使用しているものと同じもので、通常バスで使われる軽油を使用した場合に比べ、次のような特徴があります。

1、 二酸化炭素排出量の削減

排出ガスに二酸化炭素が含まれていないわけではありませんが、 二酸化炭素を吸収する植物を原料とすることで、カーボンニュートラル(arbon Neutral =植物の成長過程における光合成による二酸化炭素の吸収量と、植物の焼却による二酸化炭素の排出量が相殺され、実際に大気中の二酸化炭素の増減に影響を与えないという考え、二酸化炭素の排出と吸収がプラスマイナスゼロになる)により、排出量がゼロカウントになります。

2、 黒煙の減少(3分の1から6分の1)

 ディーゼル車は特に発進時に黒煙を排出します。特に坂道の発進においては、その量も多くなるようです。道が狭く坂のある貴船では、黒煙を減少させることは観光客の皆様や地域の皆様にご迷惑をおかけし、心苦しく思っておりましたが、3分の1から6分の1に減少します。黒煙を低減する装置もバスに取り付けております。

3、 硫黄酸化物の減少 硫黄酸化物(SOx)は、酸性雨の原因物質となりますが、これがほぼゼロになります。 このように、地球の、日本の、京都の、そして貴船の環境にやさしいことからの導入を決めたわけです。さらに次のような利点もありようです。 資源の少ない日本で、自前の燃料を使え石油燃料の使用をおさえることは、燃料自給率を高めることになり、僅かですが日本のエネルギー構造の改善、ひいては貿易収支の改善に寄与できます。政府の二酸化炭素排出削減政策にも合致しています。

 さて、この燃料には、天ぷら油の廃油が必要ですが、当店では人気の山菜天ぷらなどにより多量の廃油がでます。これを燃料屋さんに渡して原料とすることになりましたが、それだけでは足りません。京都市内の他の宿泊施設などから回収したものも合わせて原料となっていますが、ご宿泊のお客様で1リットルの廃油をご持参いただけましたら、(もれない様にペットボトルなどでしっかり蓋のしまるものでご持参ください)宿泊料金から500円を引かさせていただくサービスも開始いたしました。捨てていたものがリサイクルされるうえ、お得になります。ご予約時にお知らせ下さい。

投稿者 : hyoue | 12:32

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