兵衛日記

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貴船菊が咲き始めました。鮮やかで落ち着いた赤紫が、涼風に揺られています。英名がジャパニーズアネモネで、菊の仲間ではないんですね。色々と調べていると「京都の貴船付近に多く自生していることからこの名がついた」と説明されていますが、今ではめっきり少なくなりました。白もあります。昔から貴船にあったのは赤と聞いていますが、定かではありません。

投稿者 hyoue

この美しい花はトリカブトです。あまりに美しい青紫の花弁が山の中でもパッと目を引きます。生薬としてより毒薬として有名です。日本以外でも地獄の番犬ケルベロスの涎から生まれたとか、魔女の女神ヘカテを司る花などといわれ、強烈な印象を残す花です。ブスの由来を教わったのもこの花を見つけた沢のそばでした。しかし、本当に美しいです。

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中央市場の井口包丁店さんで見かけた、巨大なかんなです。「かんな」と呼んでいいのかどうか分かりませんが、千枚漬けを手で切るときの道具です。手で切った千枚漬けは、機械切りより格段美味しいと井口包丁店さんのお話。それにしても大きいです。今から大活躍するのでしょうね。

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とりかぶとと、正反対に位置するような気がします。これは野菊です。野菊といっても色々と種類があるそうですが、可憐にさく小さな花に野菊の名前がよく似合います。「民さん」は、野菊が身震いするほど好きだといっていたと思います。全く同感です。ところで、民さんと正夫さん（だったかなあ）がお別れしたのは、演歌で有名な「矢切の渡し」だそうです。ビックリしました。

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やっと飛び始めました、アキアカネです。風に身を任せるような、逆らうような、フゥ〜〜フゥ〜〜と風を横切る飛び方を見ていると、楽しくなります。

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ぽってりと美味しそうなあけびを見つけました。まだ鳥に啄ばまれていません。美味しそうですね〜　　それにしても、これだけ写せる携帯電話にも感動します。ちなみにパナソニックです。おかげで、最近デジカメを持って歩かなくなりました。

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なんとも、慎ましやかに咲いているのは冥加の花です。大きな冥加の葉に隠れるように薄暗いところに、ひっそりと咲きます。ちょっと蘭みたいでしょ。一日で枯れますが、翌日には違うところから、また花が開きます。秋の貴船は、次々と可愛い野の花が咲くので、山歩きが楽しくてたまりません。

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貴船口駅付近で見つけました。何でしょう。食べられるのでしょうか。

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脂がのって、ますますお味が冴える鱧の焼き霜つくり

口いっぱいに旨みが広がります。

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今日は、長い間お仕事を頑張ってこられたお母様の、ご退職記念のお食事会を承りました。若いスタッフが多いので、まるで自分の事のようにそわそわしています。事前にお預かりしたお花の位置をあれこれと相談している姿に、このような大事な時間を弊店にお預けいただいたお客様に、心から御礼申し上げます。ささやかながら、お母様のますますのご健康とご健勝をお祈りして、運（ん）のつくお献立をご用意いたしました。

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今日の会席の一品の、じゃがいも饅頭です。中に地鶏ミンチと野菜の餡が入っています。少々肌寒くなった床で、もっちり　とろり　と口の中で広がります。口福とはよく言ったものです。銀あんと山葵の風味が、体を暖めてくれます。

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ぬけるような青空に魅せられて、自転車で通勤しました。気持ちよかったです。

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あちらこちらに秋の気配が漂っておりますが、弊店の紫陽花はまだまだ美しく咲いています。6月の咲き始めの頃から何度も色を変えながら、今は和紙のような美しさです。

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これは、本日の特別会席の1品です。素焼きした万願寺唐辛子の中には、鱧のすり身が入っています。熱々ホクホクのすり身と万願寺のほろ苦さのハーモニーに、ますますお酒がすすみます。他に加茂茄子と鴨ロースのウォッシュチーズ添え、素焼きのかぼちゃ。カボチャの甘味をそのまま香ばしく焼き上げました。秋の美味しいひと品です。

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きららにのりました。車窓から見る景色はまた格別。すがすがしくて、楽しい電車の旅です。きらら最高！特に二ノ瀬付近が印象的でした。ただ、木野の駅で停車中のきららにご乗車の方とご対面。バツが悪かったです。紅葉の模様は車内の鞍馬線のマーク。しゃれてますね〜。ところで、夜にきららに乗ると暗闇に自分の顔が映ります。ぞっとしますね、正直。ｐlus20歳ぐらいには見えます。

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